情報提供医師

濱田 尚一郎 医師(大阪ひざ関節症クリニック 院長)

日本専門医機構認定整形外科専門医

濱田医師の詳しいプロフィール

テレビでPRPも変形性膝関節症に効くというのを見て受けようか考えています。
そちらではPRP-FD注射というのを行っているようですが、PRPと同じものですか? 違うとするとどう違うのでしょうか?

当院で扱っているPRP-FD注射は、PRPを濃縮したものを膝関節内に注入する治療です。

ご存知かもしれませんが、PRPはご自身の血液から血小板を多く含む液体成分だけを抽出したものです。血小板に含まれる修復に働く物質が、傷の治癒を早めたり痛みを軽減する働きを持つので、スポーツ選手のけがによく使われています。またおっしゃる通り、変形性膝関節症の治療としても国内外で研究がおこなわれており、有効だとする報告も数多く発表されています。

このPRPをさらに加工して、修復に働く「成長因子」という物質だけを高濃度に構成したものがPRP-FD注射です。同じ血液量から精製されるPRPと比べて2倍以上の成長因子が含まれているため、より高い痛み改善の効果を期待することができます。

ただ、どちらの治療を受けるにしても、お膝の状態によって見込める効果は違ってきます。そういった点でも一度診察させていただければ、より具体的な情報をご提供できると思います。治療を受けるかどうかは、それを聞いてからでも問題ありません。どういった治療が患者さまにとってベストと考えられるかをわかりやすくお話ししますので、お気軽にご相談ください。初診については、はじめてのご来院予約でも詳しく説明しています。ご参考になさってください。

まずはお気軽にご相談ください。

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